会社からOCIを覚えろとお達しが来たので調べてみた。
OCI(Oracle Cloud Infrastructure)とは
Oracle社が提供するパブリッククラウドサービスであり、IaaS(Infrastructure as a Service)およびPaaS(Platform as a Service)を統合的に提供。ユーザーは高性能なコンピューティングリソース、ストレージ、ネットワーキング、データベースサービスなど、多彩なクラウドサービスを利用可能。
1.分散クラウド:
世界中でクラウド間、またはお客様データーセンターで完全なクラウドサービスを提供。
・マルチクラウド:複数のクラウドと連携。
・パブリッククラウド:商用および政府向けのパブリック・クラウドリージョン間で一貫したサービスセットを提供。
・ハイブリッドクラウド:60か国以上で導入されている高度に最適化されたDatabase as a Serviceをはじめ、ほぼすべての地域で信頼性の高いクラウドソリューションを提供。
・専用クラウド:OCI Dedicated RegionとOracle Alloyは100種類以上のクラウドサービスをお客様のデータセンターでパブリッククラウド価格で利用可能。
2.基本サービスのコスト削減
コンピュート、ストレージ、ネットワーキングなどの基本サービスのコストを低価格で提供。政府および専用リージョンを含むすべてのクラウドリージョンで同じ低価格を実現。
3.分散ネットワーク
地理的に相互接続された50の商用および政府機関向けクラウドソリューションが利用可能。Oracle Cloud Applicationsの完全なスイートとMicrosoft Azureとの直接的な相互接続も提供。
OCIとAWSの比較
1.価格:
OCI:一般的にAWSより低価格で提供される。一部制限があるがネットワーク帯域幅が無料。
AWS:無料枠があるが1年間のみ適用。データ転送コストが高くなることが多い。
2.コンピュート:
OCI:仮想マシンおよびベアメタルインスタンス。Armベースインスタンスが低価格。CPU・メモリのカスタマイズが可能(1CPUから選択可能)。
AWS:インスタンスタイプから選択。そのため、未使用領域が発生する可能性がある。スポットインスタンス・リザーブインスタンスによる割引あり。
3.ストレージ:
OCI:
・Block Volume:AWSのEBS相当
・Object Storage:AWSのS3相当
・ストレージコストが安い。データの取り出しにかかる費用が少ない。
AWS:
多くのストレージ階層で細かくコスト管理をする必要がある。
4.ネットワーク:
OCI:帯域幅コストが無料(インターネット出口に制限あり)。FastConnect(AWSのDirectConnect相当)でプライベート接続可。リージョン間の通信コストが比較的安い。
AWS:データ転送量が高くなりがち。
5.データベース:
OCI:
・Autonomous Database(自律型DB):管理不要でパフォーマンスを最適化する。
・Oracle Database Cloud Service:最新を利用可。
・MySQL HeatWave:分散に強いMySQL。
・PostreSQL互換DBも提供。
AWS:
RDS、Aurora、DynamoDB、Redshiftなど多様なデータベースを提供。
6.セキュリティ:
OCI:IAMで権限設定。Dedicated Regionを提供。セキュリティが充実。WAFなど無料で提供されているものが多い。
AWS:IAMで権限管理。AWS Shield、GuardDuty、Macieなどサービスが豊富。
7.リージョンと可用性:
OCI:AWSほど多くはないが日本(東京・大阪)、アメリカ、ヨーロッパ、アジアなど複数地域にリージョンあり。
AWS:30以上のリージョンと100以上のAZがある。世界最大規模のクラウドインフラ。
8.エンタープライズ向けサポート
OCI:オンプレミスからの移行がスムーズ。Oracle Cloud@Customerを提供。
AWS:SAPなどのエンタープライズアプリも対応。OutpostsでオンプレミスにAWS環境を構築可。
9.AI/機械学習
OCI:Data Scienceサービス(機械学習モデルの開発・デプロイ)可。
AWS:SageMakerなどがある。
感想
次から実際に使ってみる。ぱっと素直で覚えやすい名前を付けている印象なのは良き。見奇をてらったこんな名前面白いでしょってきなサービス名は利用者のことを何も考えてない自己満野郎どものオ〇ニーを見せられている気分になるので不愉快。