Amazon SESを使う必要が出たのでメールについて調べてみた。
メールバウンス、苦情とは
メールバウンス(Bounce):
送信したメールが受信者に届かず、エラーメッセージとして送信元に戻ってくる現象を指します。メールバウンスには主に「ハードバウンス」と「ソフトバウンス」の2種類がある。
苦情(クレーム/Complaint):
受信者が受信したメールに対して不満を持ち、それをスパムとして報告する行為を指す。これは、受信者がメールサービスプロバイダ(ESP)に対して、送信されたメールが望ましくない、または迷惑だと感じた場合に行われる。
バウンス(Bounce)発生要因
メールアドレスの間違い:
宛先のメールアドレスが誤って入力されている場合、そのメールは存在しないアドレスとしてバウンスされます。
受信者のメールボックスがいっぱい:
受信者のメールボックスが容量いっぱいの場合、新しいメールを受信するスペースがなく、バウンスされます。
ドメインが存在しない:
宛先のドメインが存在しない、またはDNSの設定が正しくない場合、メールが配信されずにバウンスされます。
スパムフィルタリング:
受信者のメールサーバーがメールをスパムとして認識し、受け入れを拒否する場合があります。
メールサーバーの設定ミス:
送信元または受信先のメールサーバーの設定が誤っている場合、メールがバウンスされることがあります。
一時的なネットワークの問題:
インターネット接続やメールサーバーの一時的な障害により、メールが配信されずバウンスされることがあります。
ブラックリスト登録:
送信元のIPアドレスがスパム送信者としてブラックリストに登録されている場合、メールがバウンスされることがあります。
苦情(クレーム/Complaint)発生要因
スパム判定:
メールがスパムとして認識される場合、SMTPサーバからComplaintが発生します。これは送信元のIPアドレスやドメインがスパム送信者としてブラックリストに登録されている場合や、メールの内容がスパムフィルタに引っかかる場合に起こります。
フィッシング判定:
メールの内容がフィッシングとして認識される場合もComplaintが発生します。フィッシングメールは受信者の個人情報を詐取することを目的としているため、SMTPサーバはこれをブロックします。
不適切なコンテンツ:
メールの内容が不適切(例:攻撃的、差別的、わいせつな内容など)である場合、SMTPサーバはComplaintを生成してメールを拒否することがあります。
認証の失敗:
SPF(Sender Policy Framework)、DKIM(DomainKeys Identified Mail)、DMARC(Domain-based Message Authentication, Reporting & Conformance)などの認証プロトコルに失敗すると、メールが信頼できないと判断され、Complaintが発生することがあります。
送信頻度の過剰:
短期間に大量のメールを送信する場合、SMTPサーバはスパム行為とみなし、Complaintを生成することがあります。これは「レートリミット」による制限です。
メールリストの品質:
古い、または不正確なメールリストを使用している場合、多数の無効なアドレスにメールを送信することになります。これにより、バウンスが多発し、SMTPサーバがComplaintを発生させることがあります。
ホスティングプロバイダのポリシー:
一部のホスティングプロバイダは、特定の内容や形式のメールを禁止している場合があります。これに違反するメールを送信すると、Complaintが発生することがあります。
DNSBL(DNS-based Blackhole List):
送信元のIPアドレスがDNSBLにリストされている場合、SMTPサーバはそのIPアドレスからのメールを拒否し、Complaintを生成します。
感想
休みたい、、、